Last Update: 2007年01月02日
今日は,私の誕生日です.45になりました.
44の時には,本も出版できたしいろいろといいことがたくさんありました.45もいい1年になるようにがんばらねば.
ということで,さっそく,図形篇の校正をがんばっています.代数と違って,頂点の文字やら相似・合同の対応順やら,気を使わなければならないことが多くてなかなか大変です.校正の締め切りが月曜なのですが,今日一日かなり根を詰めてやったので,なんとか先が見えてきました.あと一頑張りで,終わらせられそうです.
明日は,午前中保護者会があって,午後は授業が3コマ(5時間)あるので,図形篇の仕事は何もできないのですが,明後日の日曜に仕上げていく予定.
そろそろ梅雨入りですかね.今日は雨が降ってます.
今週は,塾の折り込みチラシやDMはがきがあったので,御茶ノ水教室の電話は鳴りっぱなしでした.イベントの申し込み・資料請求・夏期講習の申し込み等々.
6月から夏休み前まで,毎週土曜・日曜には,なにがしかのイベントがあります.今週は横浜教室で横浜翠嵐高校の校長先生に来ていただく報告会,来週は渋谷教室で,戸山高校・青山高校の校長先生による報告会,再来週は日比谷高校の校長先生による報告会が御茶ノ水教室で,西・国立・八王子東高校の報告会が三鷹教室であります.それと並行して入試制度の説明会があったり,夏期講習の説明会があったりで,なかなか忙しそうです.
そうこうするうちにすぐに夏期講習ですね.これまたあっという間に40日間が過ぎていきます.
塾講にとって,一番時間があるのって5月でしょうかね.でも今年の5月は,中3のテキスト改訂があったので,あわただしかったような気がします.6月,7月のテキストと夏期講習のテキストを並行して書いていたので.
全然脈絡がないのですが,私,左利きなんです(板書は右手で書くんですけど).教室のそばに刃物屋さんがあって,そこに左利き用の包丁が売ってるんです.なんとなく欲しくなったので,買いに行ってみようかと思ってます.(ほんと,脈絡ないなあ)
実はプロバイダーのftpサーバーの調子が悪くて,10日の日記をやっと今日アップすることができました.
アップした内容を読んだ奥さんから「なんだか突然包丁の話が出てきて変な人みたいだから,ちゃんと補足しておきなさい」といわれたので,ちょっとだけ補足しておきます.実は,私料理が好きなんです.先日購入したのは,お刺身用の柳刃で,そんなにしょっちゅう使うものではないのですけど,お客様がいらしたときとかのおもてなし料理をつくるときにあると便利だなあと思ってたわけです.ですから,決して危ない人ではありませんので...
昨日はお客様がいらしたので,早速使ってみました.使い心地GOODでした.午後3時から夜中の1時くらいまで,音楽を聴いて,ワインを飲んで,料理を食べて,おしゃべりを楽しんで.あっという間の10時間.ワインを4本も空けてしまったのですが,不思議なことに二日酔いもなく,ちゃんと今日は仕事をしてきました.
書きたいことがいろいろとあるのですが,一度に書いてしまうとネタがつきるので,今日はこれくらいにします.
連続更新です.
果たしてどれくらいの人が読んでくれているのか分からない日記ですが,更新しなければ数少ない読者の方がどんどん離れていってしまうことになるので,ネタを大事にしながら,なるべく頻繁に更新しようかと思ってます.
先週の土曜にとても嬉しいことがありました.中3の授業を終えて9時半に自分の机に戻ると,何かがおいてあります.教務の女性から「さっき,生徒さんが来たんですけど,先生が授業中だったので,それをおいて帰りました」って.
添えられた手紙を見たら,「お誕生日おめでとうごうざいます!」と書いてありました.今年卒業した高1の生徒が,お誕生日プレゼントと,メッセージをおいていってくれたんです.嬉しいですよね.授業があったので直接会えなくて残念でしたが,毎週水曜日に,御茶ノ水教室で授業があるので,明日は顔を見せてくれると思います.お礼を言わなくては.
今日は,とてもショックなことが・・・
休憩時間に本屋さんに立ち寄って雑誌を買っている間に,入り口においておいた傘を盗まれてしまいました.すっごいショック!気に入って使ってたんですけどね.悪い人っているんですね.本屋さんにはぼろぼろの青い傘が残っていました.
ここのお店の傘なんです.あ〜あ,浅草の近くにあるお店まで行って買ってきたのに・・・
と,まあ愚痴ばかりになってしまいました.新しい傘を選べる楽しみができたと思って,明日にでも塾に行く前に買ってこようかと思ってます.
話題は変わって,特別授業のお話.3月に東京で行った特別授業を関西でも行うことになりました.7月23日(土)午前10時半から.本多先生,小河先生と私の3人で,「未来の学力を切り開くシリーズ」の使い方を主とした特別授業を行います.場所は,「Z会・大阪本部教室」という関西にあるZ会の教室です.一応,「発展篇図形」の出版を記念してということになっています.webからも予約できますので,みなさまふるってご参加下さい.ここから予約できます.
関西在住の方と直接お会いできる数少ない機会かと思いますので,よろしくお願いします.
前回の日記で,「傘を盗まれた!」っていうのを書いたのですが,じつは...
昨日,本屋さんによって,「あの〜,傘戻ってますか?」ってきいたら,「はい.これですよね」って.そうなんです.お気に入りの傘が戻ってました.どなたかは存じ上げませんが,間違って持っていってしまったということで,本屋さんまで届けてくれたそうです.ありがとうございました.
ということなので,「盗難」じゃなかったんです.うれしい〜!無事に戻ってきました.塾に行く前に丸善に行って新しい傘を購入していたのですが・・・色が違うので,気分によって使い分けようかと思ってます.
図形篇の原稿が戻ってきました.初校の時よりも図が見やすくなって,メリハリのある感じで仕上がってます.1週間で校正し,いよいよ出版です.おそらく,予定通り7月20日に配本となるとおもいます.入試における図形の占める重要度とは反比例するかのような,新指導要領下での図形の扱いの軽さをなんとか解消できるようつくったつもりでいますので,期待していてください.
「初等幾何(つまり,図形)おたく」の私は,そのおもしろさがちょっとでも伝わってくれるといいなあと思っています.
今日は本当にビックリすることがありました.
本の著者紹介とかには書いてないのでご存じない方も多いかもしれませんが,ちょっとだけ自分のプロフィールを書かせていただくと,ICUに行く前に,九州大学に通ってたんです.高校を卒業して,九大歯学部に入学.3年半ほど在籍していたのですが,わけあって中退.そのあと,宅浪(自宅浪人のことです)して,ICUにいったんです.
で,何がビックリしたかというと,九大時代の同級生からメールが届いたんです!
かれこれ25年ぶり.すっごいですよね.嬉しかったので詳しく書きますが,同級生が卒業して今年で20周年になるそうで,先日同窓会の打ち合わせをやったそうなんです.そのときに,同級生だったある方が読売新聞に載った私の本の広告を持ってきてくれたんですって.
で,橋野はちゃんと生きてたんだってことになって,当時親しくしていた同級生がメールをくれたんです.なんだか,すっごく懐かしくて嬉しくて,連絡先を書いてすぐに返信したら電話してきてくれたんです.(ぺーさんありがとう!)いろいろと近況をおしゃべりしてなんだかウルウルしてしまいました.みんな開業してがんばってるとのこと.私もがんばらねばと気合いが入りました.
9月には福岡で同窓会があるらしいんですけど,是非とも行きたいなあ(中退した身ですが・・・).
あんまり詳しく書くとまずいのですが,特定できない範囲で.
実は,昨日とある高校の塾向け説明会があって参加してきました.校長先生のお話,進学指導担当の先生のお話,各教科の先生からの入試問題についてのお話がありました.入試問題についての各教科からの話の中でとんでもないことを言い出す先生がいらして,これは,「困った教師」だなあと思ったしだい.
何を言い出したかというと,「うちは数学的センスのある生徒が欲しいのでこのような問題を出題しています」
こんな発言を公の場(?)でできてしまうことに非常に疑問を感じてしまいます.理由は2つ.
1.講演会でも言っていますが,高校数学までは「数学的センスは必要ない」ということを分かっていない.
2.「数学的センス」を「数学が好き」もしくは「数学が得意」と解釈した場合,そのような生徒が欲しいと言い放てることは,「この学校で育てます」という姿勢を放棄していることに等しい.
という点です.数学的センスというのは,オリジナリティの問題であり,高校数学の範囲で「オリジナリティ」を求められるような単元を学ぶことは一切無いわけです.幾何であれば紀元前のギリシャから脈々と続いているわけだし,微分・積分にしたって,17世紀から数多くの大数学者たちによって築かれたものを後追いしているわけです.
数学的センスが問われるのは,大学に入り理学部数学科に進学して最先端の数学を学んだとき(私にはちんぷんかんぷんですが)だと思います.それなのに...はっきり言って腹が立ちました.
どちらかといえば2点目の方がより深刻な問題かもしれません.ごくごく常識的に中学数学を勉強してきた生徒にとって,高校数学というのはきっと新しい教科なのです(算数と中学数学が異なるのと同じように,中学数学と高校数学はあまり連続性がありません).まっさらに近い状態から育てていく責任を持っている教師が,こんな発言をしていいものかどうか.自分で「数学が得意な生徒を教えたいなあ」とか「もっと出来る子ばかり相手にしたいなあ」とか思うのは自由ですが,説明会という場でそんなことを平気でいえるというのはやはり問題ではないでしょうか.
数学に興味を持たせ,自ら進んで学ぶように持っていけるような授業展開をするのが教える立場にある者の責任だと思います.前にも書いたような気がしますが,「あっ,そういうことだったんだ!」「な〜るほど」と腑に落ちた瞬間にこそ勉強をする醍醐味があるはずです.そこから,生徒たちはきっと「おもしろい」と思って自ら進んで学ぶようになるのだと思います.長年塾で教えていますが,卒業していく生徒たちが「先生の授業,おもしろかったよ」といってくれたときが一番の喜びです.何もこれは,数学が得意だった子に限るわけではないんです.なかなか点数が出なくて苦労している子にしても,「へえ〜,そういうことなんだ」って思える瞬間はいっぱいあるんです.これって「センス」の問題でしょうか?絶対に違いますよね.もしあるとすれば,教師の「センス」の問題でしょう.
腑に落ちることの快感をちょっとでも体験してもらいたい,そう思って授業をしていくのが教える者の責任だと思います.そこには「センス」は介在しない.そんなことも分からずに教えている先生の下で勉強はさせたくない.そんなふうに思ってしまいました.
久しぶりの更新になってしまいました.
先週の土日はイベント続き.土曜は,都立日比谷高校の長澤校長先生,八戸副校長先生,小室先生にZ会まで来ていただいて入試報告会を行いました.自校作成+学区撤廃でかなりレベルの高い生徒が集まっている日比谷高校ですが,学区撤廃前では最後の卒業生となる今年3月に卒業した生徒たちが非常にすばらしい実績を上げたとのこと.これで,「日比谷の教育方針は間違っていなかった!」と校長先生は力説されていました.来年・再来年はもっと楽しみだとも.具体的な数値もおっしゃってましたが,かなり強気の数字でした.
入試問題もかなり練られてきており,実力を見るのにとてもいい問題が出題されていると思います.特に,今年の2月の入試問題は,今までの日比谷の問題の中ではもっともいい問題だろうと思います.それまでは,少々難しすぎたような気が.
校長先生に「試験時間を変更することはないのですか?」と伺ったところ,都教委が決定するので,1教科50分を変更することは出来ないとのこと.日比谷の数学の問題は,少なくとも60分,できれば,80分とか90分くらい考えさせてあげたいところです.そのくらいの時間があれば,もっと個々の実力を見ることが出来るように思うのですが.(校長先生も,数学は60分にしたいところなのだが,とおっしゃってました)
日曜は,千葉県立入試研究会.「入試研究会」は,教室長が入試問題の分析や入試制度についての説明を行うものをさします.千葉県は,東京都に比べて情報開示が進んでいません.自己推薦による「特色化入試」についても,調査書点と自校作成による学力考査の点数の比率などはほとんどの学校で開示されていないのが現状です.受験生のためにももっとオープンにしてくれるといいのですけどね.特色化入試だけで定員の40%前後をとるのですから,どのようにして選考されているのか受験生には知る権利があると思うのですが.
話題は全く変わりますが,小河先生の掲示板で,数学のノートの作り方が話題になっていて,嬉しくなりました.ちょっとした工夫で,「できる(=解ける)」ようになってくれる生徒が1人でも増えてくれるとすっごく嬉しいことです.解けなきゃやっててもおもしろくないですから.
また,4月にやった「数学の正しい学習法」について,コスモスさんが書き込みをしてくださってました.多謝!私のページの掲示板よりもはるかに多くの方がご覧になってるので,ちょっとでも興味をもって私のページも見てもらえると嬉しいのですが・・・
7月18日の「数学の正しい学習法−図形篇−」,まだ残席がありますので,よろしければ是非ご参加下さい.ちょっとおもしろい話ができそうなので.
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